緑内障

- 緑内障とは、視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
定義
緑内障は最近、緑内障性視神経症と定義され、
「緑内障は純粋な疾患単位ではなく、症候群と理解されるべきで、その診断と治療、管理には、長期にわたる経過のもたらす臨床所見を整理する必要がある」と緑内障診療ガイドランに記されていますように、緑内障にはまだ十分に解明されていない部分が多くあります。 ですから、緑内障の経過を診るには、以下にある、視野計や視神経繊維層解析装置を用いて、視神経乳頭の変化、視野変化を診ながら治療を行う必要があります。
正常視神経乳頭
緑内障の視神経乳頭
治療

閉塞隅角症に対し虹彩の隅に孔を開けたところ
- 現在、効果があると証明されている治療は、眼圧を下げ眼血流を良くすると言われている点眼薬を使うことです。その時の緑内障の進行状態により、目標眼圧というものがあり、眼圧を下げるために点眼薬を調整しなくてはいけません。一時的に内服により眼圧を下げることが必要となる場合もあります。
また手術は、点眼薬による眼圧降下が十分でない場合に、眼圧を下げるためにおこなうもので、手術による完治はありません。
緑内障発作の起こる危険がある目の構造は、閉塞隅角症と定義され、発作予防のために虹彩(茶目)の隅にレーザーで小さな孔を開けます。
発作がおこれば、一晩で失明する場合もあります。
疫学
40歳以上の人口の20人に一人が緑内障であるといわれています。
また眼圧が高くならない緑内障(正常眼圧緑内障)は40歳以上の28人に一人がかかっているといわれています。
40歳を超えたら、眼科を受診することをお勧め致します。

- 静的視野計
- 中心部に近いところの視野欠損を精密に調べることができます。

- 動的視野計
- 視野全体をみたときの欠損部を調べるときに有用です。

- 視神経繊維層解析装置(GDxVcc)
- 視神経乳頭周囲の神経の厚さを経時的に比べることができる器械で、経過をみるのに有用です。